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凧は何に使われていたのか?

現代では、遊具や縁起物として、皆さんに認識されている『凧』ですが、
大昔に作り出されたときの、そもそもの目的は、全く違うものだったようです。

敵情視察や情報伝達をするための兵器であったり、
豊作や凶作を占うための道具であったりと、
その用途は遊びとはかけ離れた、かなり実用的なものでした。

また、もともとは木を材料として作られていたようです。

いまでこそ、各地方によって多種多様で、個性的な形をしている凧ですが、
恐らく木で作られていた頃には、もっと武骨で味気のない形をしていたことでしょう。

現代に伝わる色彩豊かでバラエティに富んだ形の凧は、丈夫で軽い和紙と、
屈曲自在な竹との出会いがあったからこそ、完成されたものといえるでしょう。

日本においては、和銅6年(注1)の『肥前風土記』(注2)に
“幡”という記事が見られます。

もう少し後の平安時代には「紙鳶」と記述されているのが、
おそらく凧のことではないかと言われています。

やはりそのほとんどが、武具や占いの道具として用いられたものでしょう。
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注1:西暦713年。日本の都が奈良の平城京にあった頃です。
注2:肥前国は現在の佐賀県です。








現在、「凧八」店舗
(静岡県静岡市葵区
本通4-4-4)
での作業はしておりません。

何卒、御承知おき下さい。

尚、店舗兼住居として
暮らしておりました四代目ですが
健康上の理由から施設にて
生活をしております。

店舗は西陽が当たり
建物が古く湿気等も
多いため、製品管理に
不向きとなりました。


御注文等、三番町の作業場
にて対応しております。
御容赦下さい。


五代目 凧八 後藤 光

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